盗聴器の取り付け場所について
盗聴器も日々進化し続けています。音を感知してから盗聴電波を発信し始める「VOX方式盗聴器」リモコンスイッチにより発信機を作動させることのできる「リモコン方式盗聴器」など、一度盗聴器を設置されてしまうと発見するのが難しくなってきています。それに伴い、盗聴器を発見する機械も出てきてはいますが、安価なものでは、簡単に盗聴器を発見する事は難しいようです。しかも盗聴器は小さな物でライターよりも小さく、隙間にでも入るので、目で見て発見するのも困難です。発見機で電波を探しておおよその場所が分かっても最後は人の目で見て発見しなければならず、素人ではかなり難しいです。やはり、盗聴器を発見するには経験豊富な専門の調査業者に頼んだ方が安心できます。コンセント類周辺
一般家庭に盗聴器が設置されていた場合、もっとも多く見つかるタイプが、手軽に取り付けができる二叉・三叉コンセントに偽装されたものです。コンセント内に直接取り付けるケースもあり、この場合は発見も容易ではありません。基本的には家庭のコンセントに差し込むだけなので、取り付け時の作業時間が一瞬で済むため、他の盗聴器に比べると安全かつ簡単に設置が可能です。しかも相手にバレにくい上に電池交換が不要です。エアコンや空調などの家電
基本的にエアコン自体の機械音があるため、音を拾う盗聴器には少し不向きですが、高い位置にあることを利用し、盗撮機の設置場所としてよく好まれる傾向にあります。しかし場所が高所であるため、何かを仕掛けられても目立ちにくく、春や秋といったエアコンの使用が減る季節であれば、盗聴器にも最適な場所の一つと言えます。電話の保安器等
固定電話のある家庭の場合、電話機の引き込み線は電線から入っています。この電線は各家庭にある保安器を経由しており、電話の盗聴に利用されます。保安器は雷なんかの災害時に電話機の破損を防ぐための装置で、多くの場合、家屋の外に取り付けられているため、盗聴器の設置も外からできてしまいます。保安器にはヒューズ型の盗聴器を用いるケースが多く、こちらも作業自体はそんなに難しくないのが特徴です。